キッチンカーで自家製レモネードを販売する「ねこにレモン」が3月で1周年を迎えた。
店主の冨沢蕉鳳(しょうぶ)さんは足利市出身。調理師免許を持っていたことから知人の誘いを受け、2020年3月、キッチンカーでかき氷やドリンクの販売を始めた。コロナ禍で、オープン当初は街にほとんど人がいなかったという。9月ごろから、「寒い時期も楽しめるものは何か」と考え、販売をレモネードに絞ることに。冨沢さんは「レモネード専門店にしてから認知度が上がり始めたようだ」と振り返る。
レモンの皮を除き、蜂蜜などで漬けた「レモネード」と、皮ごとレモンを使った「シトロネード」、2種類のベースにアレンジを加えた、常時15種類以上のメニューを提供する。主に「ライトオン足利朝倉店」(朝倉町)前に出店。週末などはイベントでも移動販売を行う。2月には、イベント「夜のキッチンカー市」を企画・開催した。イベントではレモン以外のフルーツを使った期間限定メニューを提供することも。1日100杯以上を売り上げることもあるという。
冨沢さんは「おかげさまで1周年を迎えることができた。足利が好きなので、まずは地元で愛される店にしていきたい。お客さまに楽しい街だと感じてもらえるよう、イベントの企画や出店を続けていきたい」と話す。
月曜・火曜定休。営業時間、出店場所の情報はSNSで発信する。