「第3回 足利学び舎(や)観光ロゲイニング」が11月7日、足利市内で行われた。
ロゲイニングは、制限時間内に地図を見ながらチェックポイントを巡るアウトドアスポーツイベント。各チェックポイントで写真を撮り、獲得した合計得点をチームで競う。同市が推進する「スマートウェルネスあしかが」の一環として2018(平成30)年に始まり、3回目の開催となる。
例年は県内外から参加者を募るが、今年は新型コロナウイルスを考慮し栃木県内居住者を対象に実施した。開催に際し、和泉聡足利市長は「改めて足利の良さを確認しながら、家族や仲間と楽しみながら、健康とリフレッシュにつなげてもらえれば」とあいさつした。
市内には約50カ所のチェックポイントを設け、全て回るとボーナスポイントが付与される「足利氏ゆかりの寺社ポイント」や、参加賞の金券が使える「飲食店ポイント」などを用意した。11時に競技が始まると、各チームは足利市民会館(有楽町)大ホールを出発。参加者は足早に目的地を目指した。
今年度は「一般の部」8チーム、「ウオークの部」18チーム、「ファミリーの部」は過去最多の43チームが参加。競技終了後の表彰式では、各部門の入賞者に協賛企業の特産品を賞品として授与した。
「ファミリーの部」で1位に入賞した芝野達哉さんは「ロゲイニングは、今まで気付かなかった街なかの場所を知ることができ、足利市の良さをとても実感できた。『こんな場所もあったのか』と、走りながら観光もできた」と話し、参加した子どもたちは「少し疲れたけど楽しかった」と笑顔を見せた。