河川敷でキャンプやバーベキュー・ライブを楽しむ「Kawaoto(かわおと)わたらせ川で過ごすおとなのキャンプ」が10月5日・6日、渡良瀬川中橋緑地南多目的広場で行われた。
同イベントは、渡良瀬川の河川敷への長時間滞在や川の再認識などを目的に、足利市「市民力」創出協働事業「わたらせ川で過ごす大人の休日事業」として昨年スタートした。
主催の「わたらせ川利活用研究会」代表の鈴木美知夫さんは「リピーターの申し込みもあり、参加者に喜ばれていると感じている。『1人の参加でも、他の参加者と交流できるバーベキューをやりたい』という声もあったので、意見を取り入れていきたい。次回は11月に開催するが、男湯・女湯の五右衛門風呂を検討している」と話す。
昨年はキャンプとバーベキューがメインだったが、今回はライブ鑑賞の来場者が滞在できるようにオープンエリアを設け、ライブハウス「足利SOUNDHOUSE PICO(ピコ)」(足利市通1)の協力により、市内中心に活動するバンドのライブも行った。音楽を気にせず過ごしたい参加者のために、キャンプエリアをオープンエリアより離れた場所に配置。ファミリーエリアを新たに設けることで、子ども連れが安心して利用できるよう配慮したという。
バーベキューエリアでは、家族や仲間と一緒に「亀山power(パワー)」(佐野市堀米町)の肉や、各自持ち込んだ食材などでバーベキューを楽しむ人たちでにぎわった。「moonshine studio(ムーンシャインスタジオ)」(伊勢町)がアルコールなどのドリンク、「しろひげ」(田中町)がラーメンを販売したほか、耳つぼジュエリー、マッサージ、アイシングクッキーのワークショップなども出店した。
イベントには市内外から参加者が集まり、「地元の足利でキャンプができてうれしい。夜はライトアップされて景色も良いし、織姫山も良く見えるので写真を撮るのが楽しみ。11月も仕事の都合がつけば、ぜひ2泊で参加したい。」「トイレや水場などが設置されれば利用しやすくなる。市で開発を進めて、通年で利用できるようにしてほしい」などの声が聞かれた。
次回の開催は11月2日~4日。キャンプは1泊2日または2泊3日から選ぶことができる。