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足利の居酒屋「たびするおでん もっくもっく」が2周年 14時オープンで旅人も立ち寄れる店に

もっくもっくの店内と店主の木村さん

もっくもっくの店内と店主の木村さん

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 「たびするおでん もっくもっく」(足利市巴町)が9月27日で2周年を迎えた。

夕暮れのもっくもっく

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 店主の木村勲武(いさむ)さんは足利出身。東京都内で就職し、その後バックパッカーとして世界を旅した。店をオープンした自分は旅には行けないが、旅人に立ち寄ってほしいという思いから店名を「たびするおでん」と付けた。将来は旅をしながらおでん店をするという夢もあるという木村さん。「隣の銭湯の煙突から出る煙、隣の焼き鳥店、そしておでんの湯気がもくもくしているイメージと、自分の苗字の『木』から『もっくもっく』と名付けた」と話す。

 客層の中心は40~50代の男性。週末は女性客が多い。木村さんは「うちができる前は若い層がいない通りだったので、子連れのファミリー層でにぎわうのがうれしい」とほほ笑む。初めてのお客さんには「おでん盛合せ」と「おばんざい盛」が人気。常連にはカレーが人気だが、「辛くて子どもには食べられない」という。

「北仲通りの雰囲気が好きでこの場所を選んだ。何軒もはしごができる環境もいい。高齢の店主が多い場所でもあったので、今後、この雰囲気が無くなっていくのは惜しいと考えていたが、徐々に若い店主が増えてきた。この場所を選んで正解だった」と2年を振り返る。14時に開店しているのは旅人が暑さや寒さをしのげる場所になればとの思いから。仕込みの時間でもあるので、おでん以外で可能なメニューを提供。「人が集まって楽しんでくれる場所になればうれしい。これまで20カ国の人が来店してくれた。オリンピックもあるので、もっとたくさんの国の方に来てほしい」と話す。

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