足利市巴町(ともえちょう)の若手経営者らが作る「KITANAKA100%制作組合」が9月15日、地元に密着した情報紙「KITANAKA100% VOL.02」を発行した。
同紙は毎号1人の店主にフォーカスした特集と、北仲通りかいわいの歴史や店の紹介で構成している。第2号で紹介するのは8月に閉店した総菜店「世界」(足利市家富町)と、「飛駒家(ひこまや)」(家富町)店主の長島勝(まさる)さん。飛駒家は、昼間は鑁阿寺(ばんなじ)境内で営業し、夜は鑁阿寺西側にある店舗で営業している。長島さんは「自分の子どものような世代が町を盛り上げようとしてくれているのがありがたい。こういう活動を、ぜひ応援したい」とうれしそうに話す。
組合メンバーは「紙面では伝えきれない部分や、自分たちの楽しい気持ちを伝えたい」と考え、ユーチューブでの動画配信も始めた。宮澤一貴編集長は「手探りで作った1号は好評だった。楽しいから、やりたいからやっている中で、誰かに北仲の魅力が伝わればうれしい。飛駒家の店主のように町をつくってきた人や、面白い人がこの町にはたくさんいる。それを今後、どんどん発信していきたい。ユーチューブでは店の雰囲気がより伝わりやすいので、入りにくい店のハードルを下げられるのでは」と期待を込める。
隔月15日発行。無料。飛駒家の他、北仲通りの飲食店やJR足利駅内「Aidacco」でも入手できる。