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足利市立美術館で企画展「浮世絵にみる子どもたちの文明開化」

美術館エントランス・正面玄関中のパネル

美術館エントランス・正面玄関中のパネル

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 足利市立美術館(足利市通2)で7月14日、企画展「浮世絵にみる子どもたちの文明開化」が始まった。

足利市立美術館で企画展「浮世絵にみる子どもたちの文明開化」

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 この企画展では、色彩豊かな浮世絵や資料約300点を展示しており、明治初期からの「文明開化」という社会そのものと、人々の暮らしの大きな変化を感じることができる。中でも、西洋の影響で変わっていく生活環境と、まだ残る江戸の暮らしのはざまで、生き生きと遊び、学ぶ子どもたちの姿に着目している。

 担当学芸員の福島直(すなお)さんは「子どもたちだけでなく、取り巻く大人の存在を感じてほしい」と話す。「子どもをかわいいとと思う方、また、子どもに関わる全ての方が、この企画展を楽しんで見ることができると思う。そういう方と一緒に子どもが鑑賞しても楽しめるのでは」と話す。

 開催期間が子どもたちの長期休暇と重なることもあり、子どもも楽しめるパネルの設置のほか、ふりがながふられた大きめの文字の解説も添えている。ギャラリートークのほか、実際に手に取って遊べる展示コーナーもあり、大人も子どもも楽しめる週末のイベントも通常の展示より多く企画したという。

 福島さんが「特にお薦め」と話すのは、8月25日14時からの「浮世絵の技に触れる-摺(す)りの実演と解説」。めったに目にすることができない浮世絵の摺りの実演と解説が楽しめるという。

 開館時間は10時~18時。月曜休館(7月16日は開館、翌17日は休館)。観覧料は、一般=700円、高校・大学生=500円、中学生以下無料ほか。9月2日まで。

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