あしかがフラワーパーク(足利市迫間町)で4月13日、「ふじのはな物語~大藤まつり2024~」が開幕した。
同園では毎年4月中旬から5月中旬にかけて同イベントを開催している。栃木県指定天然記念物の「大藤」や350本以上の藤が、薄紅、紫、白、黄色の順に咲き、約1カ月にわたり園内を彩る。
今年は、イベント開始日の4月13日に大藤が開花。1997(平成9)年の開園以来、最も早い開花を記録した昨年に比べ、8日遅い開花となった。
同園の大島大輔さんは「気温や天候にもよるが、大藤はゴールデンウィークを過ぎた頃まで楽しめる。薄紅藤は1週間から10日くらいで見頃を迎える。あわい桜色の藤を見てほしい」と話す。4月13日、園内では家族連れや外国人観光客などが、スマートフォンやカメラで写真撮影をする姿が見られた。
東京都在住のドゥーチェリーさんは「8年ぶりに、フィリピンから来日した友人と2人で来た。藤はまだあまり咲いていなかったが、チューリップなどたくさんの花がきれいで楽しかった」と笑顔で話していた。
イベント期間中の入園料は、花の咲き具合による変動制。1日入園料は、大人=1,000円~2,200円、子ども=500円~1,100円。夜のライトアップは4月18日から。開催期間は5月15日まで。