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足利市がネーミングライツ募集 企業名やキャッチフレーズを市施設の愛称に

チラシをもつ担当者

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 足利市が1月21日、市の施設に愛称を命名できる「ネーミングライツパートナー」の募集を始めた。

募集施設の一つ「総合運動場 硬式野球場」(田所町)

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 同市は、安定的な財源確保による施設運営や市民サービス向上を図ることを目的に、ネーミングライツパートナーを募集している。ホームページや広報印刷物などにおいて愛称を積極的に使う予定だが、条例上の施設名称については変更しない。施設に企業名や商品名などを付けることにより、今年予定されている栃木国体などのイベント開催によるメディア露出の際に広告効果が期待できることや、地域活性化への貢献、CSR (企業の社会的責任)に対する取り組みを通じて、イメージアップにつながるとして、市内外の企業に呼び掛ける。

 対象施設は、「市民プラザ」(足利市朝倉町)、「渡良瀬グリーンプラザ」(岩井町)、五十部運動公園(今福町)、「市民体育館」(大橋町)、「総合運動場 テニスコート」「総合運動場 軟式野球場」「総合運動場 硬式野球場」「総合運動場 陸上競技場」(以上、田所町)、老人福祉施設「東幸楽荘」(大久保町)、「西幸楽荘」(大前町)、「北幸楽荘」(江川町)の11施設。契約期間は今年4月1日~2027年3月31日の5年間(幸楽荘3施設のみ2026年までの4年間)。

 契約金額は施設によって年額30万円以上~100万円以上で設定している。愛称の使用開始は4月1日。審査委員会が応募内容を審査して優先交渉権者を選び、3月中旬に愛称を決める。

 同市総合政策課担当者は「命名権の公募は足利市で初めての事業。民間企業と行政が力を合わせて取り組む事業で、新たなチャレンジの一環。愛称はキャッチフレーズのようなものも可能で、文字数制限もない。なじみやすく覚えやすいものが良い」と応募を呼び掛ける。

 募集は2月28日まで。

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