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足利学校で市制100周年記念「相田みつを」展 学校に関連する作品4点

相田みつをのろうけつ染め「春眠暁を覚えず」(下)、「禄壽應穏」(左)

相田みつをのろうけつ染め「春眠暁を覚えず」(下)、「禄壽應穏」(左)

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 史跡足利学校(足利市昌平町)の「足利学校遺蹟(いせき)図書館」で現在、足利市制100周年記念特別展「相田みつをと足利学校」が開催されている。

相田みつをが通った東小があった場所 現在はかやぶき屋根の「方丈」が復元されている

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 足利市で生涯を過ごした書家で詩人の相田みつをは、同史跡内の東に1982(昭和57)年まであった足利市立東小学校の出身。相田みつをの作品には足利の歴史・風土を感じる作品が多く、一部に足利学校や漢籍より影響を受けたと思われるものもあるという。

 同史跡が相田みつを作品を取り上げた展示を行うのは今回が初めて。市内の和菓子店「香雲堂本店」(通4)所蔵の、ろうけつ染め「禄壽應穏(ろくじゅおうおん)」と、この作品にまつわる足利学校所蔵の国宝「文選」など、みつをの作品4点を展示するほか関連書籍を紹介。みつをが通ったころの東小学校、みつをに影響を与えた高福寺(家富町)住職、武井哲応老師に関連する資料も展示する。

 足利学校事務所学芸員の大澤伸啓さんは「足利学校に関係する作品があるということは知っていたので、以前から一度、関連の展示を開きたいと思っていた。相田みつをと足利学校の関係を知っていただけるとうれしい」と話す。

 開館時間は9時~17時(最終受け付けは16時30分)。5月19日休館。参観料は、一般=420円、高校生=220円、中学生以下無料。5月30日まで。

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