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足利で「ブラチスラバ世界絵本原画展」 チェコとスロバキアの絵本と原画を展示

「ブラチスラバ世界絵本原画展」ではチェコの新しい作家にも着目

「ブラチスラバ世界絵本原画展」ではチェコの新しい作家にも着目

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 企画展「ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」が4月17日、足利市立美術館(足利市通2)で始まった。

「ザ・キャビンカンパニー」さん関連展示

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 世界最大規模の絵本原画コンクールの一つである「ブラチスラバ世界絵本原画展(略称BIB)」は、スロバキア共和国で2年ごとに開催されている。日本巡回展となる同展では、日本との国交100年を記念して、開催国であるスロバキア、隣国のチェコの作家に注目し、原画作品、絵本の数々を展示する。

 このほかにも2019年に同展で「金牌」を受賞した「きくちちき」さんなど15組の日本人作家の原画・絵本を展示するとともに、4組の日本人作家に焦点を当て、アトリエや絵本以外の関連作品などを展示するコーナーを設け、創作に込められた思いや背景を探る。

 関連イベントとして、ギャラリートーク、チェコ語翻訳家・木村有子さんを招いた講演会(4月25日)、同展出品作家の「ザ・キャビンカンパニー」の2人による公開制作・ワークショップ(5月16日)等を企画する。2階ロビーの「絵本コーナー」で実際に絵本を手に取ることができるほか、子どもによる絵本の投票も行う。

 同館学芸員の山下彩華さんは「1965年から続く原画展。絵本文化の『今』や純粋なイラストレーションの美しさに触れてほしい。遠い国で育つ子どもがどういう絵本に親しんでいるのか、日本の子どもと比べながら鑑賞するのも一つの楽しみ方になるのでは」と話す。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(5月3日は開館、同6日は休館)。観覧料は、一般=710円、高校・大学生=500円、中学生以下無料。6月6日まで。

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