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足利の情報紙「KITANAKA100%」が第3号発行 「北仲通」の情報だけを濃縮

記者の梁川健人さんと宮澤編集長(左から)

記者の梁川健人さんと宮澤編集長(左から)

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 足利市巴町(ともえちょう)の若手経営者らが運営する「KITANAKA100%制作組合」が11月15日、「北仲通」の情報を発信する「KITANAKA100% VOL.03」を発行した。

「KITANAKA100%」1号から3号

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 同紙は毎号1人の店主を特集する表面と、北仲通にまつわる逸話や店を紹介する裏面で構成している。タイトルの「100%」は、「北仲通の濃縮された情報だけを届けたい」という思いから。第3号で紹介するのは創業70年を超えるウナギ店「鳥常分店」(雪輪町)店主の栗原秀夫さん。栗原さんは「KITANAKA100%を見たお客さんの反応が楽しみ」と話す。

 3人の組合メンバーはそれぞれ異なる業種で個性や視点が違うが、「何か盛り上げたい」という気持ちが共通しているという。記者の梁川健人さんは「今後も長く続けていきたい。より多くの人に紙面を見てもらえたら。発行物の展示会やトークイベントをやってみたら面白そう」と話す。

 宮澤編集長は「来店する際、作り手がどんな人か分かっていると安心できる。店主のバックグラウンドを知ることで『作り手』の顔を見せられる。あえて店のメニューや値段は書いていない。店の雰囲気はユーチューブで配信している。これからも読み手に響くものを作っていきたい」と抱負を話す。紙面のデザインを担当する鶴見裕也さんは「裏面の『海驢銀行券 百万北仲円』3号分を、1号で特集した店主の店『八蔵(はちくら)』(家富町)に持って行くと、これまでに掲載された店主の店の商品券などが当たるくじが引ける。4号の作成も始まっている。次号も楽しみにしてほしい」と意気込む。

 隔月15日発行。無料。鳥常分店のほか、北仲通の飲食店やJR足利駅内「Aidacco」でも入手できる。

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